立憲民主党の提案

コロナ禍の支援

コロナ禍で増えたDV、
児童虐待、
性暴力被害
などへの支援

国会質問の様子

コロナ禍で増えたDVの支援について①

(第203回国会衆議院内閣委員会/2020年12月16日)

大河原雅子「SNSで、家の中から電話ができない、だから、SNSや若者たちが使いこなしているツールを使ってその救援を求める先をしっかりと見える、周知する、このことが重要だと思っています。その点の周知についてはどのようになっているか、ちょっとお聞かせいただいて良いでしょうか」

コロナ禍で増えたDVの支援について②

(第203回国会衆議院内閣委員会/2020年11月11)

大河原雅子「期待が大きいというのは、ベースにある実態が更に今回のコロナのことで、これまでの日本社会の実態、ゆがみや、あるいはまだまだ男女不平等がまかり通るというような中で、このことが非常に大きくこの緊急事態になって増幅しているということがあるわけですから、当然ながら、もっともっと頑張っていただきたいと思います。

ところで、この今の研究会ですけれども、取りまとめが来年の春というふうに伺いました。取りまとめが来年の春ということは、年末に取りまとめられる第五次計画の中にも生かされるんでしょうか、ちょっとそこは不安に思いますけれども。

そして、研究をして対策を立てていく、このことは大事です。しかし、今現在、本当に緊急にやらなければならない課題というのもこの研究会の中で明らかになってきているわけなので、緊急的な課題についての対応というのはどうしていらっしゃるのか、その点、お聞かせください。」

コロナ禍で増えたDVの支援について③

(第201回国会内閣委員会/2020年5月27日)

大河原雅子「DV相談電話ですね、相談プラス。お手元に資料を配らせていただいたものがございますが、本当に一月でこんなにもたくさん来るのかということがございましたし、まさに、DVで既に避難をしていらっしゃる方たちへの給付の対応とかもしていただいているんですけれども、ここに電話をかけてきた方たちは、やはり家にいて、それで、日常的には気づかなかったかもしれない、こういうコロナのストレスがたまるときになって、もうやむにやまれず連絡をしてきたという方たちが多いというふうに認識しております。

前回、池永局長にもお答えいただいた中には、日常的にはもう固定化された、そうした性別役割分業、こういう意識が、ストレスの大きくなるコロナ危機の中にあって、家の中での家事、育児、介護、こうしたことも一方的に女性にかかってきている、そうしたことが、むしろこの危機であるからこそ増幅されている、そういう御答弁もいただいているんです。

(中略)それで、この相談の中身、相談してきた内容についての分析をやはりきちんとして、電話はかけたけれども、それが支援や保護につながらなければ意味がないわけなんですね。その点については相談内容の分析とか対応が必要ですけれども、また民間シェルターにつなぐとか、そうした支援につなげることについてはどのような思いを持っていらっしゃるでしょうか。」

コロナ禍で増えたDVの支援について④

(第201回国会内閣委員会/2020年5月22日)

大河原雅子「そういうことから、もっときめ細やかに、男女参画局には、例えば給付金の配り方一つ、世帯に配っていることが今回どういうふうに影響をするのか。また、なぜ一人一人に、一人10万円という給付が、受給権者を世帯主としてしまうことではなくて個人とすれば済んだことなんですけれども、そうやって一人一人の安心を生み出すような施策になっているのかどうか。ジェンダーの視点から、男性にも女性にも平等、フェアなジェンダーの視点からやはりしっかりとチェックをしていただきたいというふうに思います。」

児童虐待について

(第201回国会衆議院厚生労働委員会/2020年4月10日)

尾辻かな子「この緊急事態宣言の中で、自宅待機の方々がふえている。その自宅待機の中で、世界じゅうで今起こっていることが、家庭内暴力、DVと、子どもの虐待が見えにくくなっているという問題です。常に家の人と一緒にいるから、外に助けを求められない、連絡ができない、こういったことが今実際にあるわけで、ここはしっかりと対策をしていかなければいけませんし、(中略)どうしても、新型コロナ対策というのは、家にいてくださいということをお願いしなきゃいけないんですが、その家が安全であるとはやはり限らないわけですよね。家庭によっては、家にいることがやはり一番その方にとって命の危機になったり、子供たちにとって命の危機になる家庭も残念ながらあるのが事実です。そこが見えなくなることがないように、そこはしっかりとつながっていく、そしていろいろな相談がすぐに受けられる体制を整えていく、大事だと思いますので、これはしっかりと対策をお願いしたい」