立憲民主党の提案

多様な一人ひとりを尊重する

選択的夫婦別姓を実現

国会質問の様子

選択的夫婦別姓について①

(第204回国会衆議院外務委員会/2021年4月28日)

小熊慎司「これはしっかり議論して、我々は、夫婦の選択的別姓を求めています。与党においてもいろいろな意見が多様であります。生き方にも関わってきますけれども、やはりこうした国際的に人的交流がなっていく場合においては、ある意味、国際スタンダードというのであれば、この選択的夫婦別姓というのが、これはしっかり取り組んでいくということが、また日本の外交においても、国際社会の理解を得るためにも、また様々な人的交流が拡大していく中においてもそごを来さないのではないかなと思いますが、そうした方向性について、大臣、何か見解はありますか。」

選択的夫婦別姓について②

(第204回国会衆議院法務委員会/2021年3月10日)

池田真紀「大臣が思われるのに、何が今、こんなに議論が進めることができないでいるのかというふうに思うんですが、これはなぜかといいますと、この国会においても地方議会からの意見書が来ているわけですね。賛成の意見といいますか、賛成というより求める意見なんですが、議論を進めてください、そして導入を求めますという意見がずっとこの間増えているんですね。それに対して、同国会は受け止めるのかということが重要だと思うんですけれども、その辺どうお考えでしょうか」

選択的夫婦別姓について③

(第204回国会衆議院予算委員会/2021年2月15日)

大河原雅子「本当に、何人もの方たちが、事実婚の方々も含めて、同じ姓になることによって非常に傷つき、そして不都合、不利益を被る、こういうことから、是非選ばせてくれということで制度を変えてくれと言っているわけです。(中略)この第五次共同参画基本計画、これはパブコメを取っておりますけれども、四百通以上の意見が出てきて、早期の選択的夫婦別姓を実施せよということですが、これに反対をする意見はゼロでした。

中略)旧姓使用は、納税告知書、これには使えません。不動産の登記にも使えません。住宅ローンの金融機関との契約や抵当権の設定契約でも旧姓は使用できません。また、パスポート、旧姓使用、旧姓併記、これは国外で理解されておりませんので、これには、国外で機械の読み取りシステムが整ってもおりませんし、この変更が必要となりますので、非常に出入国時のトラブルや海外生活における支障が大きいんです。そして、旧姓による銀行口座の開設、これも、一部金融機関では行われておりますけれども、システム改修が必要となりますので、一部にとどまっている。

(中略)このことからいっても、私たちは、やはり、選びたい方たちには選択的に氏を選ぶことができる、こういうところに、私たちのこの日本の社会を大きく変えていくべきだというふうに思っています。

法学者、それから法曹の方々も先日お見えになりまして、法学者が三百十九人、弁護士さん七百四十一人、千六十名の声明を立憲民主党枝野代表とともに受け取らせていただきました。今こそ踏み出すべきだと思うんです。」